黒龍 純吟三十八号 入荷しました
その年三十八番目の醪が搾られる頃、酒蔵は仕込みの最盛期を迎えます。
その頃絞られたお酒も秋の訪れとともに一番美味しい季節となります。
そしてその仕込番号がそのまま名前となった、「純吟三十八号」。
通常の純吟は五百万石を使用しているのですが、
このお酒では山田錦を使用しています。
冬に搾られたお酒を夏の間は熟成させての出荷となり、秋上がりの秋酒となります。
火入れを施しているにも関わらず、まるで生酒のように、香り高い吟醸香。
グラスから香るつきたての餅のような柔らかな香りは、
口に含んでからもその香りを存分に感じさせます。
気品のあるお酒とはまさにこういったお酒のことを言うのでしょう。
流行の、華やかで味の濃いお酒に飲みなれていると、このお酒は少々物足りなく感じるかもしれません。
しかし、そんなものを超越した、美しさ、旨さがこのお酒には感じることができます。
使用米:国産「山田錦」 磨き:[麹米] 50% [掛米] 55% 【純米吟醸 火入れ】